テロップディレクター

法学部法律学科卒


担当業務のここが楽しい!ここが大変!
地震を中心とした災害報道番組を担当した時はこの仕事に誇りを感じました。自分たちが制作した“津波に注意”というたった5文字のテロップで誰かの命を守れるかもしれません。CG業界という枠組みの中では、他にない角度からの社会貢献になっていると思います。
印象に残ったことは何ですか?
毎朝放送しているバラエティ番組の生対応です。何が起きるかわからない生放送で朝から大人たちが真剣にふざけている現場は、素敵な空間です。仕事であることを忘れて全員が大爆笑していることも。仕掛けが多く大変な番組ではありますが、急な演出変更や演者さんのアドリブに対応できたことは印象深いです。

職場の雰囲気は?
穏やかな人柄の方が多いです。誰かが抱いた疑問に対して、皆で知恵を出し合い解決に向かう光景をよく目にします。デザインが上手な人はもちろん、フォントに詳しい人、日本語能力が高い人など、得意分野が幅広いのも特徴です。
どんな匠になりたい?
部内外にかかわらず丁寧に人と接する姿勢を忘れずにいたいです。良い信頼関係を築くことが仕事をする上での良い提案につながり、そこに自分の個性も反映できるのではと感じています。

仕事をする上で、大切にしていることは?
耳をよく使うことです。テロップ制作をする上で一番気を使っているのは間違った情報・演出を出さないこと。仕込みの段階でディレクターから丹念にヒアリングし、「番組が実現したいこと」と「テロップでできること」を擦り合わせ、文字の間違いや演出の相異がないよう時間をかけます。また、常にたくさんのスタッフが色んな番組のテロップ制作をしているので、周囲のやりとりや音に耳を澄まして必要があればすぐにサポートにまわることを意識しています。
好きなロケ弁/出前/ランチは何ですか?
赤坂通り沿いのベトナム料理屋「アオザイ」が好きです。気さくな接客で親しみやすい雰囲気の素敵なお店です。ベトナム料理を食べたことがない人にもオススメです!

ある1日のスケジュール

04:00 出勤
まだ辺りが薄暗い頃にタクシーで出社します。到着後、遅番のスタッフから番組の引き継ぎを受け、OAに向けて態勢を整えます。

05:30 リハーサル
バラエティ番組のテロップ生対応があります。本番前のリハーサルでは制作スタッフと流れを確認し、演出上の懸念点を洗い出します。生放送の色んな状況を想定して行うので、本番よりも大変だったりします。

08:00 本番
本番が始まります。芸人さんのツッコミワードを入力したり、ゲーム対決の点数を入力したり。たくさんリハーサルはしていますが想定外のことが起こるのも生放送ならではの醍醐味です。ミス無く無事に終わった時は、大きな達成感があります。

11:00 休憩~昼ニュース
朝のバラエティ番組が終わって1時間の休憩後、昼ニュースの仕込みに取り掛かります。バラエティから報道へと脳内を一気に切り替えます。

13:00 引き継ぎ~退勤
その日の業務内容を引き継ぎシートにまとめたら勤務終了。早い時間に出社した分、昼過ぎには退社できます。帰宅ラッシュとは無縁で、気持ち良く家に帰れます。

オフの日の過ごし方
買い物に行くことが多いです。職場の先輩と出かけることもあります。学生時代から続けているソフトボールで体を動かすのも好きです。